〜 ディーノクラブ : 同時点火システム 〜

前にも述べたように私は古い車を古いままレストアする気は無い。
博物館に保存するなら別だが、当社から買っていただくお客様は皆
今の路上でちゃんと走りたい、そういう希望だからだ。
だったら、例えばディノ、生まれて既に38年くらいの年月が経っている。
つまり1970年頃。まだ完璧に昭和の時代だ。
その頃の、テレビと(ブラウン管の) 今の液晶のとでは比べようも無いくらいに
進化しているよね。

車も同じ。私の今乗っているゼロクラウンなんか、半分ロボットみたいなもん。
つまり電子制御が凄まじい。


その中でもアナログながらディノの部品として使える新しい電気部品が有る。
それが、ポイントレスシステム、フルトランジスタシステム、
オマケが同時点火システムだ。
同時点火とは 圧縮時、排気時両方のピストン上昇時点で火花を飛ばそうと言うもの。
これによって完全燃焼が期待できるらしい。

事実、私も何台かこれを装着したディノに乗ったが、他と比べてエンジンの廻りが
スムーズな印象を受けた。

一番効果が出やすいのが、再スタート時。
ディノは普通は冷えててもクランキングが相当長い。
ところがこのシステムを装着するといつでもセル一発。
特にエンジンが焼けた時には有効だ。

今後、当社のレストア車にはこのシステムを標準装備としていきたい。
良い物はどんどん試す、使ってみる。
これが私の姿勢だ。
部品はこの様にディノ場合、トランクのボードに設置する。



フルトランジスタ、無接点、同時点火 3点フルセットだ。
始動性が良いのが一番オススメできる点。






ディノのエンジンはどんどん進化する。私的には究極のV6だ。
いわゆるエンジンのツキというものがある。
3000回点くらいでアクセルをガバッと踏み込んでどんだけ瞬時にエンジンが付いてくるか
これのレスポンスで面白いエンジンかどうかが分かれる。
これがインジェクションではダイレクトな感覚じは望めない。
このキャブのエンジンだからこそ、剃刀のようなシャープな吹け上がりを楽しめるのだ。
是非当社に来てデモカーでそれを体感してくれ。