今までディノにクーラーを付けたいという　リクエストはけっこうあったが、
アイドリングが落ちる、吊り下げだから助手席の足元が狭くなる、
見栄えも悪い等、問題が多々有った。

そこでディノの事なら名実日本壱と自称するキャステルが　黙っている訳にはいかないと、
一からシステムを見直し、車に優しい、環境にも優しい、
しかも寒いくらい冷えるクーラーを　開発した。

たまたまレーシングカーの開発に携わっていた人間が入社し、
ワンオフの取り付けステー等、全部システムを作り直した。

画像のナビの下から、冷風が出る。
ファンも一番強力な物を使用。十分な風量を得る事に成功した。

コントロールのスイッチはシフトの前。見栄えにも気を遣った。





アイドリング時の回転数が下がるのを防ぐため
電気ポンプ式の　アイドルアップシステムを取り付けた。
ヘッドバンクの左側だ。
クーラー作動中はアイドリングを　1200回転に保つ。



最新のロータリーコンプレッサー（左）　専用に作ったステー。
I C レギユレーター　内蔵のダイナモ。昔と比べたら非常にコンパクトだ。



これが一番苦労した部分。コンデンサーを何処に入れるか、
どうすればコンパクトになるか、試行錯誤を重ねた。
ケースは当社内装担当　椎葉のファイバーの製作の腕がモノを言った。

エンジンにコンプレッサーを取り付けた図。
ステーはレースカーで使う、ピロボールを使用。振動に強いから。



これがまた苦労した、噴出し口。
今までだれもやらなかった訳だ。完全ビルトインが判るよね。



電動ファンはお約束の薄型最強の物を使用。
クーラーのラジエターは　アルミ製。　薄くて軽い。



これはディノ　Ｌタイプ　助手席の足元が後のモデルよりも奥にセットバックしている。
フットレストが付くのも、このＬと　２０６のみ。
この限られたスペースに今回も完全ビルトインのクーラーを取り付けた。
間違いなく世界でもキャステルだけのオプションだ。
クーラーのダクトが見えるでしょ。

勿論ビルトインのナビ、ＨＩＤヘッドライト、完全セキュリティシステム、リモコンのドアーロック
パワーウインドウ　などハイパーシステム満載だ。

クーラーを取り付けるに当たって、水廻りのホース類、ラジエターの容量、
あるいはクーラントの流れ具合、等、補記類の加修が必要になります。

それらも含みまして、最終的には１２０万円位の請求になる場合が多いです。

相談は　椎葉まで。　０４５−６６３−４６６０