■ ディトナの本質
この車は最近の柔なフェラーリと比べると対極にある車だ。
ひ弱な女でも乗れる最近のFと比べると、この車は本物の男以外は触れないでくれと車が主張する。
その、男の定義とは
1、ある程度以上の体格、体力があること。
2、レーシングエンジンに非常に近い、この車のパワーを臆することなく引き出せる肝があること。
3、60年代最後のピニンファリーナのエレガントなボディに負けないセンスの有るファッションを身に纏える事。
4、2とかぶるが、全てアナログなこの車のドライブを完璧にこなせる運動神経、反射神経を有すること。
だから、これを乗りこなせれば本当のフェラーリ乗り、フェラーリ遣いといえるのだ。
モデナのF1をずるずる言わせながら、六本木辺りを俳諧している輩とは次元が違う。
それがこのディトナの真実だ。
だからもしこれを購入しようと思うなら、まず気構えが必要だ。
その1、最低10年は乗る。
その2、常にエンジンは完調にする。
その3、自分の体力を維持する。覇気もだ。
その条件を満たさなければ持つ資格が無いし、なんかの理由をつけて手放すだろう。
是非、男気の有る奴がいたら私に相談してくれ。良いデイトナを紹介する。不景気なんか糞食らえぐらいな
奴はこの狭い日本には居ないのか?
1の補足、ステアリングは静止時死ぬほど重い ブレーキもかなり力が要る、クラッチも当然重い
2の補足、剃刀のような吹け上がりをするこのエンジンを容赦なく7000回転まで廻せる肝が必要
3の補足、ダサい格好は似合わない、せめてジーンズを穿きこなすこと。
4の補足、パワーアシストは全て無いから、全部自分の感性で乗りこなさなければならない。
|