| LP400 COUNTACH
 以前はたいした評価は無く 相場も1500〜2000くらいだったが、何故か今はメチャ高い事を言う。
 4000万以上 2008年 11月時点
 確かに150台しかないから希少性は判る。ただこの車も何もしなければ相当やれてくる車なのだ。
 アルミのパネルは良いのだが、チューブラーフレームは鉄のパイプなので接合部が錆びてくる。
 何度かパネルが腐ってきたカウンタックを見たが フェンダーあたりが下から膨らんできていた。
 だからこの車を選ぶ場合、錆に注意しなければいけない。完全にパイプフレームなのでミウラのようにばらすことが出来ないからだ。
 運動性能に付いては初期のこの4リッターエンジンは、回りが遅い。というかエンジン全体のマスが重い感じで、ミウラのようなシャープな吹き上がりは望めない。
 私はこの車の日本1号車から 新車だけでも10台は乗ったが皆そうだった。
 理由はキャブをサイドドラフトにしたことや、何故かフライホイールを重い物にしている事があげられる。すなわち、この人を驚かせるスタイルのわりに性能は平凡だったのだ。
 その昔、オートロマンという車屋があって、そこでウオーターウルフ仕様のオーバーフェンダーばりばりのカウンタックを輸入した。あるとき筑波サーキットで ゼロ4大会があって社長の故三上さんが勇躍のりこん
 だが国産のスポーツカーに大差をつけられ激怒したという笑い話が残っている。
 
  
 
 ルーフのへこみを ペリスコープと呼ぶ。LP400のみの特徴だ。
 
 
  
 カウンタックと言えばこのドアーの開きかた。ガルではなく スイングドアーだ。 横のドアーガラスは数センチしか開かない。
 
 
   
 
   この空間に収まると誰でも閉鎖感を感じる。けして開放的ではない。夏はクーラーが効かないと最悪。
 
  
 最後のクワトロバルブでようやく、スポーツカーらしいエンジンになる。
 比べて同時期の365BBは エンジンが素晴らしい。スタイルは確かに地味?だが。
 
 
  
 1975年頃のカタログ。フレームの作り方が判る。
 ミッションを一旦前に戻しているから余計な部品が増えてエンジン重量が増加した。
 
 
   
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