〜 ミウラ クラブ : ミウラをもっと知りたい? 〜

■ 諸元表

      ミウラ P400      ミウラ P400S    ミウラ P400SV
      生産年度   1966年〜69年   1969年〜71年  1971年〜72年
      生産台数         475台         140台       150台
                    
 全長X全幅X全高  4360X1760X1050 4390X1780X1100 4390X1850X1100
      車両重量         945Kg        1180Kg       1245Kg
      総排気量         3929cc          同じ        同じ
 ボア―ストローク       82,0 X 62,0          同じ        同じ
       圧縮比         9,5:1        10,4:1      10,7:1
最高出力Hp/rp      350/7000       370/7700     385/7850
最大トルクKg/rm     37,5/5100     39,0/5500    40,7/5750
ホイールベース       2500mm      2505mm      2505mm
ブレーキ       デイスク  ソリッド ベンチレーテッド  ベンチレーテッド 
ガスタンク容量      80リッター       80リッター     80リッター

ミウラの製造年月日と車体番号は、本当にはっきりしない。いろんな書籍もあるけど、みんな書いてることが
ばらばら。ただ、P400とSは乗った感じがかなり違うんだよね。勿論SとSVもそう。


■ ボデイの違い

ウインドウのモール メッキなし、ブラックアウト      メッキ有り      メッキ有り
まつげ          有り         有り         無し
リヤーホイ―ル          7,5J        7,5J         9J
サイドスカート          薄い         薄い         厚い
カウルの
ワンタッチレバー
無し。左右前後、2本ずつ。 有り。前後2つのレバー       Sと同じ
アシストグリップ助手席          無し        有り         有り

よく、SVのほうが、パワーがあって早いですか、と、質問されるのだが、新車の時はともかく、30年以上
たった今では、個体差のほうが大きく、SVだから、パワーが有ると言う事はない。
私はSで、非常に速い車も経験している。問題は、この30年間で、どのように扱われてきたか、なのだ

また、メンテナンスは普通の工場では、無理だ。専門の知識、経験をもったものが、整備して、初めて
良さが出るのだ。だから、地方の方が、ミウラをもつのなら、整備は、キヤリヤーで、当社に運んだ方が、
無駄がない。

特に、夏場、整備不良の車に乗っていると、キヤブから発火する可能性が、非常に高い。3,4台に1台は、
なんらかの形で、火が着いたことが、あるはずだ。理由は、ガソリンの吹き返し。
生ガスが、エアークリーナーにとんで、引火するのだ。

かくいう私も、2回の経験がある。ではどうすれば、防げるか、まず、エアークリーナーを潔く、外してしまう。
そこに、できるだけ丈の長い、ファンネルを、つけるのだ。フォトギャラリーのSVも、ついているだろう。

2番目は、夏場、渋滞するような、ところには、乗っていかないことだ。当然、エンジンが、かぶってきて、火が
着きやすくなる。

3番目は、良い消火器を携帯する事だ。パウダーではなく、ガス式の。私の場合も、たまたま、消火器があった
から、助かった。でも、キヤブのベンチュリーは、熱で溶けてしまったが。

このように書いてくると、ミウラという車は、とてつもない車で、とても素人には、てに負えないと、思われるかも
しれないが、そんなことは、ない。ようは、素材としての、コンデションと、それを、さわるメカニックの腕の差が、
はっきりと、出る車だよ、と言う訳だ。

と言う事は、イタ車マイスターの、当社から、買うのが一番と言う事になる。
私も、もうかるし、お客さんも安心して乗れる。これって、一番好い事だと思いませんか。