■ 良くある質問 FAQ
1)まともに走るか?
これは当然個体差がある。まともと言ってもどれが平均的なのか、判断できる人は元シーサイド
モーターの工場長だった菊池メカか 私くらいのもんだろう。
例えば、きちんと整備してある(当然ミウラの事をよく理解しているメカがさわって)車なら1速は
当然として、2速、3速でも7000回転までなんのストレスも無く 回っていく。
その回転の上がり方が、重いやつもいれば、軽い奴もあるというわけだ。私的には4000回転を
越していれば、アクセルを ばかっとふんずけて、即座に7000以上を目指すエンジンが良いと
いうことになる。
足回りについては、もともとニュートラルな味付けだから、安全を考えるとできるだけアンダーを
出すほうが良いと思う。其の詳しいセットアップは希望があれば教える。
いずれにせよ、この車は非常にデリケートな車だ。それを正しくセットアップ出来る人がいて始め
て本来の走りになると思えばよい。
2)部品の供給
これは意外と手に入る。
勿論ルートによっては高いことも言われるが。
3)故障が多いか?
これは、はいそうです としか言えない。
理由はこの車自体の作られ方が、今では考えられないくらい幼稚で(例えばヘッドライトの昇降の
作り方とか、P400のカウルの開け方とか) いわゆる車として半完成の状態で販売したようなもの。
SVは多少ましだが。こればかりは、文句をいっても始まらない。当時のランボルギーニの技術レ
ベルとしてはこれが精一杯だったのだ。
良くある故障
その1、ヘッドライトが動かなくなる。
その2、ダイナモのベルトが飛ぶ。
その3、夏の暑いとき再始動が出来なくなる。
でもそれを充分補うだけの魅力があるんだね、この車は。
4)燃えるのか?
私は今まで2回燃えたことが有る。
一度は、夏の暑い日、渋滞していて急にアイドリングが不安定になり、おかしいなと思って後ろを
振り向くとエアークリーナケースの左右から火が出てた。
急いでエンジンを止めて、カウルをあけても結構な勢いで火は止まらない。手元にあったタオルを
突っ込んでも消えるような勢いでは無かった。そしたら近くで道路工事をしていたおっさんが 消
火器をもってっ来てくれて、それでようやく消したのだ。
キャブのベンツュリーというアルミの部品が解けたけど。他には被害は無かった。パウダー式だっ
たので、周りが真っ白になったけど。
ようするに、燃える条件と言うのがある。
1)夏場で30度以上の気温のとき。
2)渋滞が30分以上つずいている。
3)エンジンが、かぶってきた。アイドリングがそのために低くなり、不安定だ。
この3つが重なったとき、一番火が付きやすい。
エンジンが不安定になり、キャブのバックファイアー(生ガスがキャブに戻って吹き返しすること)
で、ガソリンがクリーナのフィルターに付き、それが熱で引火するのだ。
其の対策、
1)夏場暑い日の昼間、乗って行かない。
2)渋滞したら、あきらめて休む。
3)クリーナーボックスを外し、ファンネルにする。(当社のミウラはほとんどこれだ)
これだと火が付くものが無いから、安全だ。
4)それでも最悪ファンネルにポッと、火がろうそくみたいに つくことが有る。
そのために、いつでも使えるように、炭酸ガス式の消火器を用意する。(3000円だ)
こんなこと教えてくれるのは、私だけじゃない?
5)維持費
これは其の車の程度によるからピンきり。
まあ、月に2回程度のドライブで、年間3000キロくらいの使い方なら、
100万くらい見ておけば充分かな。
勿論、当社からお墨付きで買った車の場合だけど。
これでびびった人は、モデナか355でも買いなさい。ランボルだから、ムルシェラゴか。
|