〜 お気に入りの車達 〜

トヨタ2000GT


昨日、走行シーンの撮影を行った。
今日も残りの撮影を行う。
かなり詳しい解説になった。期待してくれ。







アメリカでも2000GTのクラブがあり、愛好家がいる。2007年のラグナセカにて。





シェルビーと組んでレースに出た車。



手前がオープン、多分カットオフしたもの、向こう側は珍しいタルがトップ仕様だ。





キャステルが日本車はやらないと言うわけではないよ。
古今東西の名だたる名車ならなんでもやりたい。

今回皆さんにご紹介するのは誰でも知ってる トヨタ2000GT.
ところがこいつのエンジン音、ドライブフィールを知ってる人はまず少ない。
勿論、オーナーが大切に所有しているわけだから
そう簡単に貸してくれとは言えないし。

昨日詳しい人に聞いたら、国内の販売は270数台だったそうだ。1967年から3年間。
左ハンドルの2.3リーター シングルカム仕様も50台くらいあるそうだ。
私もアメリカで何回か見たことがある。

以前はそうでもなかったが、最近は相場が急騰し
今や3000万円以上はする。いわゆる日本車で有りながら高値の花になっている。

今回はこの車を幸い当社が販売した。
オーナーとも親しくさせて頂いているので、ご好意で
いつものビデオの撮影をする。

鞍が解説する非常に興味深い内容になるはず。
理由は同年代のディノなどとの比較論を喋れるのは鞍しかいないから。



事前に50キロくらい走ったが、(サスペンションの全部のオーバーホール、
ステアリングのサポートの改良など。)
一言で言えば非常に乗りやすいスポーツカーみたいな?乗用車。
多分そうかなと考えていたが、予想以上に旦那車だった。
やはり発売当時、1968年ころ350万、
今で言えば1500万以上の超高級車だったわけで、
よほどの金持ちの旦那しか買い手はいなかっただろう。
クラウンが80〜90万の時だからね。



これは前期型。


実物は本当に小さい。また着座の位置も非常に低い。
乗り降りが大変。





後付けだが非常によく出来ているクーラーが付いていて
どこにも本体が見えない。当社のディノと同じ。
でも良く冷える。感心した。





ウッドのメーターパネルがこの車の特徴だが
ヤマハのピアノ製作の技術が生かされているらしい。
この車はパネルもレストアされている。ステアリングも同じ。



エンジンは可もなし、不可も無し。
当時の欧州車とはかなりの差がある。
道路環境の違いからか。



つまり5000回転以上廻してもあまり意味がない。
重たくなる。