〜 社長 鞍とは‥ : 社長の意見 〜

ミウラと言う動物

このミウラと言う車がどんな走りをするのか、今回の動画で少しは判ったかな?
一言で言えば、ファイティングブル すなわち闘牛そのもの。しかしこいつは普段は優しい性格でもある。
つまり手なずけ方が大事と言うこと。

動物でも可愛がってやれば飼い主になつく。
車も同じ。愛情を込めて接してやれば まるで意思があるような動きかたをする。
例えば壊れる時でもガレージの近くに来て壊れるとか。本当だ。私も何回も経験がある。
まるで車のほうが気を使って、主人に迷惑をかけまいとしているようだ。
つまり、車を単なる機械と考えないで 生きている意思があるものと思って接するのだ。
そうすれば其処に対話が生まれる。

特に70年代の以前の車はそれが顕著に出る。
理由は簡単、その頃は全て人の手で車は作られていたから。
つまり、作り手の意思が車となって見えている。
ところが今はどう?ほとんどがコンピューターの作品と言う感じ。
ある方が、今の車は型からポンと割って出来たみたいと言われたがそんな感じ。
だから愛着がわかない。そして飽きる。

私は仕事柄このミウラを始め、毎日この時代の車を動かしているが飽きることは全然ない。
むしろ毎日が新しい感動だ。
是非みんなにもこの素晴らしい時代の素晴らしい車を手に入れて、感性豊かな生活を送って欲しい。
ちかじかマセラティのギブリが長い船旅を終えて横浜に到着する。とても楽しみだ。

2008年1月8日 掲載