一流とはなにか
長年同じ仕事を続けてきて、その腕を磨き、周りに評価されること?
あるいはその作る製品が他のものと比べて秀でていることか。
残念ながら車屋の世界ではその定義を当てはめるのが難しい。
何故なら昔からいわゆる車屋、道路沿いに車を並べて売る商売、の場合、いかにパッと見綺麗に見せて高く売るかに専念
してきたから。
車屋というのはそういう概念があった。
だから、価値があるといわれる車の修復、すなわちレストアなんてつい最近の話。日本の場合は。
当社もやるからには当然1流の仕事、1流の製品を作りたい。但し、世界基準でだ。
そのために今まで100回以上も海外に出て、世界の基準と言うものを見てきた。
だから できるできないは別として、何が世界の一流かはよく判っている。
正直、まだまだ未熟だが、世界のトップクラスと誰でもが認めてくれるレベルに早く到達できるように努力したい。
それが不況に喘ぐ日本の車屋の中で唯一方向性を見出せる当社の強みだ。
昨日業者の、オークションでディノが出るというので見に行った。
残念だがプロの車屋が仕入れたものとは思えない車だった。
どんな仕事でも手を抜かない、これが一流への第1歩だ。
妥協は堕落の始まり、自分自身にも言い聞かせたいと思う。
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