〜 社長 鞍とは‥ : 社長の意見 〜

貴方の気持ち

私も今年で58歳になる。
今までで、数回(一桁なのが救いだが) 人生の壁にぶつかって倒れかけた事がある。
その一つが、バブル崩壊後の数年間だ。
あのときは、浮かれた側も悪いと後になって反省もした。
また、行き当たりばったりで、自分の仕事に対して一つ筋の通ったポリーシーも無かった。
とりあえず、その日が暮らせればいいやみたいな。

でもそんなキリギリスみたいな感覚にNOを突きつけられて、始めて悟った。
自分の選んだ仕事なんだから真面目に働かなくてはいけないし、
またその仕事の中身に対しても責任を持たなくてはならないなと。

この一見当たり前の事だが、なかなかそれを真面目に自覚するのは難しい。
壁にぶつかって始めて判る事なのだ。普通の才覚の人は。

それだけ人生は流されやすく、危ういものということだろう。自分の人生を見つめなおす、仕事を真剣に考える、
これってなかなか面倒な事だし、自分の今までの道のりを否定するようで気持ちが重いものだよね。

そして現在の国際的な大が付くほどの不況。
誰も昔みたいにキリギリスのように現実に眼をそらしては通れない状況だ。

だったら今この時間をどう過ごしていけばよいのか?誰もが答えを知りたいだろう。貴方ならどうする?
ドラえもんのポケットのような なんでも答えをだしてくれるパソコンを開いて聞いてみるか?
そこにはありきたりの経済学者のウンチクしか見出せないだろう。

そう、答えは各自の頭の中、つまり意識の中にしか無い。
つまり今の自分の現状を把握する、今後の自分のあり方を模索するこの単純だが、深い作業の中にしか答えは見つけられ
ないのだ。

100人居れば100通りの答えがあるだろう。
だから自分だけの答えを探せばよい。
その自覚、自意識の高い人が多ければ多いほど困難に立ち向かう力は増す。
日本はそうあって欲しい。

私の意見が少しの参考になれば幸いだ。