2009年6月6日 (土曜)
残念ながら今日は天候不良のため大黒ミーティングは中止。
来週に期待しよう。
そこで久しぶりに社長の意見。
私もご存知のようにこの業界で長い間やってきた。
この仕事に入ったのが 1974年だから35年前。
その頃外車と言えば殆どがアメリカ車。
だから私が入社したシーサイドモーターも、看板はマセラティ、ランボルギーニ
の日本総代理店の顔をしていたが、
実際に数多くの販売をしていたのがアメ車だった。
当時スポーティーカーの代名詞と言えば
ポンティアックのトランザム(ボンネットにでかい鳥のデカールを貼ったやつ)
シボレーはカマロZ28
フォードはご存知ムスタングだった。
特にシーサイドは、カマロとトランザムに力を要れ毎月10台以上を輸入していた。
その理由はまだアメリカからの並行輸入をしている業者が非常に少なく、
日本全国に販売しても直ぐに無くなるぐらいの需要があったからだ。
新米の営業マンだった私は
それらを日本全国に回送するためフェリーの港に仮ナンバーを付けて
運ぶのが主な仕事だった。
私の記憶ではカマロは非常に乗りやすくハンドリングも良かった。
そこから時間が流れて現代。
そのシボレー ポンティアックを擁するGMも倒産した。
理由は当たり前だが売れるだけの魅力のある車が無いから。
私も営業職だからよく判るが、たとえ100万の車でも
お客は納得しなければ絶対に買わない。
まあいいやでは売れないのだ。
つまり買うための必然性だ。簡単に言うと納得できる理由。
それさえあればその人の懐具合にも比例するが
1000万でも3000万でもその車は売れる。
そこで35年のキャリアを持つ当社の理念。
買う必然性のある車を売る。
これに尽きる。
だから何でも商品として仕入れるわけではなく、顧客にとって買って納得のいく商品
買って満足のいく車となる。
特に30〜50年も前の車に成るとそれの生い立ち、
完成度、今の路上での実用性等、
吟味しなければならない事が多数在る。
勿論その実車に対する経験も必要だ。
だから当社しか出来ない。私にしか出来ない。
そいうことになる。
この不況で諸費者の財布の紐は固い。
つまり物が売れない。
当社も今までの顧客層からして例外かなと思っていたが、そうでもない。
しかし、どんなときでも我慢して自分の信じた道を続ける事が一番大事だ。
この当たり前だが重要な事を今日のメッセージとしたい。
今のストック車両を見れば全て買うための必然性があるもの。
それが判っていただけるだろう。
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