ヨーロッパツアー その2

次の火曜日、私とお客さんと向かったのは ボローニャだ。
ミラノ中央駅から インターシティーという特急に乗ると 1時間半くらいでボローニャ
に着く。ちなみに、フェラーリの工場のあるモデナはその手前なのだが 小さなローカル
駅で特急は止まらない。
そこには、イモラに住んでる カザーディオとそのパートナーの木下さん(日本人女性
で横浜生まれ)が迎えてくれた。

彼の運転するボルボでアドリア海の海岸の近くのリミニと言うところへ 206を見に行
くためだ。1時間くらいで到着し、最初にオレンジの206を見た。
とある工場に案内されて 中に入るとそこには例の写真で見たオレンジの206が何故か?
リフトに乗っていた。
理由を聞くとエンジンをオーバーホールしているという。 勿論それには理由があったのだが、
ここでは言いたくない。
でも、仔細に車を見ていくと、少しくたびれてはいるけれど、結構オリジナルで素性の良い
車だということが判ってきた。例えば、マフラー。
これなんか、10台の206のうち、オリジナルが着いているのなんか、2台か3台くらい。
みんな、246の物に変えられている。 理由はオリジナルが腐ってきて使い物にならなくなる
からだ。でもこの車には、多少錆びは出ていたがちゃんとオリジナルが付いていた。
あとは、勿論例のバンパーとか、内装の具合など。 いわゆる私の車選びの第6感というやつだ。

例えば、その前の日見た 黄色の車も悪くはなかったが 人の手を(オーナーから)はなれて
10数年と言う気がしたしまたその反対に 自己流にいじりまくってるのも また困る。
そういう意味で、このオレンジは丁度いい加減かなと。エンジンは横浜でついでに全部バランス
とって組めばいいやと。すぐに私は頭の中でそんな計算をしていた。


 

ミラノ 中央駅で。後ろがインターシティー。



これがボローニャ駅。日本の近代的な?駅とはかなり様子が違う。

 



 



旅先では予定の変更、あるいは予想外なんてことは、よくあること。
それをうまくコントロールしながら、仕事をするのがプロなわけ。

その次に近くだからついでにと言うわけで 前に見たブルーも見に行った。

 



内装の真ん中のモケットをブルーに色を変えたそう。



夜はイモラに戻り、ワインセラーを改装したレストランに連れて行ってもらった。
パスタを食べたがあまり旨くはなかった。(おごってもらったのに ごめんなさい)

つずきは明日。