ヨーロッパ ツアーその4.

前回はシンゲンに着いたとこまでだったよね。
いつもの丘の上の こぎれいなホテルに泊まって、次の日 ミュンヘンまで
365BBを見に行くことした。
片道約300キロ。 ドイツは勿論アウトバーンが縦横に走ってるんだけど、
不思議なことに全部がそうではなく時々一般道になる。
3時間ぐらいで目的の車屋に到着した。 けっこうこぎれいな車屋だ。
但しスポーツカーを専門ではなくベンツ、ポルシェなど 高級中古車屋という
感じ。
案内されて地下のガレージに行くと BBはそこにいた。
いつも言うけど、私は始めての車と対面する時 パッと見た瞬間に判る。 
すなわち車が生きてるかどうかだ。

そいつは死んでた。
というより、半分病人だった。 エンジンかけても音は半分死んでるし、
かかりも悪いし。見に来る客がいるんだから、きちんと整備してエンジン
一発始動、きれいにしとくのは車屋の常識だと思うのだが。
しょうがないから、一応外に出してもらうことにした。
残念ながら 外でも印象は同じ。どこがって? 全体が。 
私の車を見る目は厳しいからね〜 自分には甘いが。

 



 



そこで仕方ないから、ミュンヘンを後に帰ることにした。こういうことは良くある。
ピーターの運転する ベンツAMG5.5Eクラスワゴンも 心なしかスピードが遅い。

 



ミュンヘンの町の市電。

帰り道の途中に前にウエブで調べていた 512BBのキャブ仕様 
実走行27,000キロがあるというので電話してみた。歯医者の
オーナーは6時に仕事が終わるので自宅まで来いという。
まだ4時くらいだったので、カフェテラスで時間を潰すことにした。

 



ヨーロッパはこのシーズン バケーションだ。上のようにキャンピングカーを
後ろに引っ張って移動する人が多い。

見せてもらった この512BBは確かに走行距離の少ないグッドコンデションだった。
サイドシルのビニールもまだ着いていたほど。だれか欲しい人いるかな?













その日の夜はピーターが自宅で ガーデンパーティーをしてくれた。
いつもながら、エリカのおもてなしには 感謝する。
私がイタリヤから持って行ったワインを旨そうに飲みながら、やはりワインはドイツだと言った。
ピーターはダイエットしているせいか、顔が馬みたいになってきた。



つずきは今度。