USAツアー 10月 〜 ロサンゼルス 〜

今回は成田からデトロイト経由で ニューヨーク、
そこからフィラディルフイァまで車で移動、そこからテキサスのダラスまで飛んで
ダラスからロサンゼルスへ戻り、翌日はニューポート、更に次の日はサンディゴまでと
相変わらず強行軍の日程だった。

まあ、アメリカは広いから、1台の車を見るためにでも相当な距離を移動しなければならない。
それもこれも当社から車を購入していただけるお客様のため。

と言えば聞こえはいいが、本音は私自身がつまらない車を買いたくないだけ。
自分で言うのもなんだけど、これだけコンデションに拘る車屋は
世界中でもいないはず。

おかげでマイレージのマイルは溜まる一方だ。
何処の空港でもチェックインはレッドカーペット、クラブラウンジは
全部タダ。そこでワインを呑むのが唯一の楽しみか。

はっきりいって、今回も思っていたほど良い車には巡り合えなかった。
それは何故か?
40年も経つと車はどうしてもくたびれる。
それを見た目から、中身まで補修するわけだが
やり方は、またその技術のレベルは ピンからキリまで。

例えばペブルビーチクラスの レストアに何千万もの金をかけるなら別だが、
並のレベル、此処ではディトナ、ミウラなどもとして
そうそう多額の金はかけられない。

例えばディノで2000万金を使ったら たいしたもんだ。
だからどうしても手抜き、あるいはオリジナルを損なうような修復になる。

それだけお金のかけ方が難しいという事。
レストア屋はその金銭バランスも必要という事だ。


今回、会って話をした人、その2

なかなか良く出来た スロットのサーキット。
ここは会員制のカークラブ。
場所はLAから50キロくらい南のニューポートビーチ





上から見ると モデルカーみたいに見える。





それを眺めるのは、小林さんとゲリーさん。
この2階がクラブミーティング ルームと言うわけ。



彼は元 ヨーロピアンオートセールスのマネージャー。
私とも、もう20年来の友人。
非常に穏やかな性格で 人望も厚い。
処のウエイターの ガディ君と仲良くなった。
彼は昨年まで六本木に住み、モデルの仕事を8ヶ月やったらしい。
片言の日本語を喋る。
LAに言ったら訪ねてみてくれ。




旅1958年の356スピードスター
これは売り物だそう。







今回あった人、その3.

ヨーロピアンセールスのボスと言えばこの人、
マイクシーハン。
1980年代、日本でも知らない人はいないくらい、多数の車を売っていた。
勿論、日本人にも。




私が始めて彼のとところを訪れたのは、1978年。
それから20年の歳月の中で
色んな事が有った。
お互い、元気で車屋を続けているのが何よりだ。



彼はアメリカ南部のかなりデカイ フェラーリディラーのマネージャー。
といってもランボルギーニも売ってたが。
アルメニア系のアメリカ人。でも生まれは此処だそう。
私が日本からの煎餅のお土産をあげたら喜んでくれて、此処のキーホルダーをくれた。




抜けるような快晴の中、巨大なビルがそっくり其処のディーラーだった。
さすがはアメリカと言う感じ。



此処はショールーム。新型が全部並ぶ。



2階のストックヤード。ランボルの新車が並ぶ。



今回の目的はこのディトナ。
私の判定は及第点。細かいとこはあるけど。
リクエストをくれば細かい画像を送る。勿論売り物だ。






これくらいのレベルは当たり前。



クリーナーボックスは外してある。