ディノを始めとするビンテージスポーツカーの総合ディーラー
つまりディトナを知り尽くしている日本で唯一の男だ。
70年代最後のフロントエンジン搭載車であったこの車は、当時のスポーツカーの平均レベルをはるかに超えた
スーパースポーツカーと呼ぶにふさわしい車だった。
いつも言うけど、これの最高の状態の固体は、1速で加速すると完全にホイルスピンする。
勿論、クラッチを普通に繋げて、アクセルをドンと踏んでからだ。ハンクラでは無いよ。
その加速は 生まれてもう40年あまりを経っているとは到底信じられないくらいだ。
タコの7000回転まで針の動きを見ている暇もなく 猛烈な加速をドライバーは経験する。
言葉で説明するのは難しいが、エンジンのピックアップは 剃刀のようにシャープとでも言えばよいか。
もう、ほんのわずかにアクセレーターに足が触れただけで、この12気筒4380ccもあるエンジンは軽々と上へ
上へ回っていこうとする。
この感覚を知ったら、インジェクション12なんてあほ臭くなるよ。
ボディのサイズは意外と小さい、だから慣れればタイトなコーナーでもかなり振り回せる。
勿論、視界は全く問題ないし。
ハンドリングは長いノーズを振り回すようで、少しスロー。
だからコーナーに入る少し手前から切り始めるくらいが丁度良い。コーナリングは弱アンダー。
ベテランならドリフトして廻ることも可能。それだけの十分なパワーがあるから。
事実、シーサイドにいたとき、ディトナの鬼と言われた松崎さん、、、彼は第三京浜の東京出口のかなりきつい
昇りのコーナーを綺麗にドリフトして私の前を走って行った。
問題はブレーキ。私が今まで乗った殆どのディトナはブレーキがプアーだった。勿論サーボは付いてるが。
だから無理にブレーキを遅らせないで早めのブレーキが大切。
シフトはトランスアクスルと言って、デフと共通で後ろに着いている。(重量配分のため)
だから当然リモートになるが 非常に軽い。
勿論、時代のせいで良いパワステも無かったし、ブレーキのキャリパーもおそまつだ。
でも人間もそうだけど、完璧な人はつまらんじゃん。
何かが飛びぬけて秀でていれば良いのよ。
このデイトナの場合、他に比較できないエンジン。クリーンなボディか。
今年 2008年ディトナが生まれて40周年だ。この類まれなスポーツカーは永遠に評価されるだろう。
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01:デイトナの本質 | 21:デイトナ(カラー:赤) | 31:足回りオーバーホール |
02:デイトナ(初期型) | 22:デイトナ(カラー:緑) | 32:マフラーの説明 |
03:デイトナ(後期型 | 23:コンバーチブル モデル | 33: |
04: | 24: | 34: |
05: | 25: | 35: |
06: | 26: | 36: |
07: | 27: | 37: |
08: | 28: | 38: |
09: | 29: | 39: |
10: | 30: | 40: |